~1週間を通して~
こんにちは!スリランカでインターンをしている、東北大学農学部2年の村山千尋です。
現在、スリランカにあるダウン症の人びとが通う学校にて、ボランティアをさせて頂いてます。ホストファミリーも、他のインターン生も、学校の子供たちも、現地のアイセックメンバーもみないい人ばかりで、とても楽しい毎日を過ごしています。
11日にスリランカに到着してから、はや一週間が過ぎましたが、一週間とは思えないほど多くの学びがありました。その一部についてここで書いていこうと思います。
今の状況、何をやっているのかを紹介しながら学んだことを書いていきますね。
◎住んでいるところ
まず、私が今どういうところに住んでいるのかというと、ホストファミリーのお家です。
インターン先の学校からバスで一時間くらいのところに住んでいます。(ちょっと遠いです笑)
↑ホストファミリーのお家のキッチン
ここには一家の大黒柱のお母さんと(私たちはAntyと呼んでいる)、小学六年生の息子、そのおばあちゃん(Antyの母親でなんと94歳)が住んでいます。
Antyはとても人柄がよく、初対面の外国人の私にもすごく親切にしてくれています。
◎ほかのインターン生
同じプロジェクトの他のインターン生が三人いるのですが、全員この家に居候しています。他の三人は、エジプト・インド・バーレーンと、それぞれ出身が全然違うのですが、とても仲がいいです。みんな面白い人達で、話していて笑いが絶えません笑 おもしろ動画を見せてきたり、突然踊りだしたり、鼻歌を歌ったり…。
◎通っているインターン先の学校
学校には週に5日行っていて、そこでダウン症の人達の英語や数学、シンハラ語などの勉強のお手伝いをしたり、線を描く、色を塗るなどのトレーニングのお手伝いをしたりしています。午前はそういった勉強やトレーニングをしているのですが、午後はハンドクラフトの時間で、グリーティングカードを作ったり、スリランカ伝統のマットを作ったり、ダンスの授業をしたりと、創造的なことをする時間になっています。
↑インターン先の学校でダンスの授業をしているところ
この学校は5年前に、スリランカの有名なダンサーであるミランダ氏によって建てられ、無償で教育を提供しています。運営資金は寄付によって賄われています。また、ここの生徒たちは卒業する必要がありません。中には30歳を過ぎた人もいます。いつまでも学校に通い続けていいのです。クラスは日本のような授業ではなく、それぞれが自分に合った勉強やトレーニングをし、それを先生やボランティアが手伝うのです。
学校に通う生徒たちはとてもフレンドリーで、初めて行った時もHi!!と笑顔で挨拶をしてくれました。
◎感じたこと
『無償のホスピタリティ』
ホストファミリーといい、学校の先生たちといい、私はほぼ何も提供することが出来ないのに、親切にしてくれます。いつも自分たちに笑いかけてくれて、お昼ごはんをふるまってくれたり、気にかけてくれたり、一緒にお話をしてくれたります。
知らない土地で暮らす私にとって、それがどれほど助けになったか分かりません。逆の立場に立って考えてみて、自分だったら言葉が通じるかもわからない、助けても自分にとって利益がないような人を手厚くもてなせるかと考えると、彼らのホスピタリティに尊敬の念を抱きました。
『国際交流とは何か』(※個人の見解です)
この前の日曜日、私たちは大切なプロジェクトの仲間を母国に送り出しました。インドから来たインターン生がインターンを終えて旅立ったのです。彼女は面倒見がよく、しっかりもので、英語のままならない私のことも気にかけてくれました。一週間しか一緒にいませんでしたが、私は彼女のことが大好きになりました。
私は時々、現地で出会った人達と話しているときに、その人たちが自分とは違う国の出身であることを忘れそうになります。一緒に話して、国の違いや文化の違いなどを気にせずに友達になれたのだと思います。英語がうまいか下手かは大きな問題ではないなと思いました。(もちろんこの一週間で私の英語力のなさが分かったので勉強はしますが…)拙くても、一生懸命参加して、感情を共有することが重要なのです。
ガイドブックやお菓子、写真や動画などを使うとコミュニケーションとりやすいなと学びました。モノがあるとthisとかlike this とかが使えるのであまり動詞とか名詞で困らないので笑 とっさに話すとsoltすらも出てこなくなるような、語彙力の足りない私にはちょうどよかったです笑(是非使ってみてくださいー)
この一週間の出来事で、国際交流とは何かについて考えさせられました。答えは実はとても簡単なことで、単に“友達になること”なのではないかと思いました。違いを感じるというよりは、違いを乗り越えることが重要だと今は考えています。
国を超えた、個人としての交流が国際交流なんじゃないかなと、まだ浅い経験からですが、自分なりに答えを出してみました。
来週は、学校が建てられた経緯や、実際にアイセックと関わることになったきっかけ、先生の抱く思いなどを聞いて、自分に何が出来るのかを考えていこうと思います!
最後までお読みいただきありがとうございます☆彡
これからも、暖かく見守ってくだされば幸いですm(_ _)m