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アイセック仙台委員会 *海外インターンシップBLOG*

《海外インターン参加者の生の声をお届け!》アイセックは第二次世界大戦後のヨーロッパで”平和で人々の可能性が最大限に発揮された社会”を目指して設立されました。現在そのネットワークは世界126の国と地域に広まり、仙台委員会はその支部の一つとして活動しています。社会課題を解決するリーダーシップ経験を、海外インターンシップによって若者に提供しています。

気持ちを新たにした折り返し地点

こんにちは。現在スリランカインターンをしている東北大学農学部二年の村山千尋です。

前回のブログでは、学校の紹介や、やっていることの概要などを紹介させてもらいましたが、今回は自分がそのインターン内容に加えてやったこと、それから得られた気づきと心の変化などについてお話していこうと思います。

 

◎やったことの概要

他のインターン生がいなくなり、3月1日から自分ひとりになりました。今までは学校に通うこと、現地での生活に慣れることで精一杯で、気が付くと目標を振り返らずに日々を過ごしていました。アイセックの同期から、

・海外で暮らし、インターンの内容をこなすだけで大変なことではあるが最初の目的を見失わないこと

・自分の学びだけでなくて、現地に対して何ができるのかという視点で物事を考えること

の二つについてフィードバックをもらい、初心を取り戻して目標を再度設定しました。

 

また、学校のことをあまり知らなかったので、学校について持っている課題に関して仮説をたててヒアリングを行いました。その間も、前回のブログに書いたような学校での授業を変わらず行っていました。



◎目標再設定

私は最初、「どんな状況でも前を向いて生きるために必要なことを自分なりに定義する」という目標のもとインターンをしていました。しかし、この目標は曖昧で、達成したのかどうかが他人からも自分からも分かりづらいものだったため、この目標を設定し直しました。

 

納得感をもって目標達成に取り組むため、そもそも何故それがしたいのか、どんなことに使いたいのか、という前後の脈絡を振り返り、自分でも他人からも評価しやすいように定量的な目標を考えました。

 

そして、「現状に悲観的になり、何もできなくなっている人やコミュニティに対し、状況をよくするために、自らが出来ることを進んでするようになるためにできる具体策を三つ以上考える」

ということを目標に掲げ、毎日振り返りを行っています。

 

また、インターンに来た目的は上記のものではありますが、参加するからにはインターンを思いっきり楽しみたいので、インターンを楽しむために必要な三つの事を考えました。

  1. インターンに関わる全ての人やモノ(学校・子供たち・現地のアイセックメンバー・ホストファミリー・スリランカの国など…)を好きになること。
  2. 自分自身が成長すること。
  3. 現地の人の役に立つこと

の三つです。

 

①に関しては、その日一日で、上記の対象どれでもいいので好きだなと思ったことを三つ以上あげる。

②に関しては、渡航まえに定めた自分の伸ばしたいところに関して、毎日気づき振り返りの際にまとめる。

③に関しては、学校の課題を見つけてそれを解決する。という行動を具体的に行っています。(③は試行錯誤中ですが。)



◎学校でのヒアリング

学校でのヒアリングは、課題の仮説を立てるところから始まりました。学校で見た様々なものや、学校のホームページなどを見て、最終的に『お金・子供たちの社会を知る機会の少なさ・インターン生の持つ情報の少なさ』という課題があると仮説を立てました。

それをもとにヒアリングをしました(英語がうまく話せないのでお手紙を書きました笑)

分かったことは、やはりお金がとても必要な状況にあるということ、グループ教育ではなく個人個人を教育することを目標としているので、インターン生に求めることとしては個人と向き合い一対一で教育をすることであるということと、この学校が実に多くの経験と学びの機会を子供たちに与えているということでした。

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◎気づいたこと

『子供たちの未来を信じること』

学校についてヒアリングしていくうちに、この学校のすごいところを改めて認識しました。

この学校では、”ダウン症候群の子供たちは社会の荷物となるのではなく、自ら生計を立てて人権があり、不自由ない生活を送ることができる”という考えのもと、

「子供たちの能力を発達させ、社会に適応してもらうこと」をビジョンとして掲げ、無料かつ期間無制限で教育を行っています。

 

既にこの学校からは二人の大学の先生や、服飾職人などの職業につく人財を輩出しています。ここで私は、自分の、学校で過ごした約二週間を振り返ってみました。「自分は果たしてこの子供たちの可能性を信じられていたのだろうか…」と思いました。実績が出るかもわからないときから、学校では子供たちの可能性を信じ、トレーニングを行っていました。

 

子供たちはこの場所が無かったらどこに行っていたのだろうか?と調べてみたら、スリランカでは学校への特別支援学級の導入が進められている最中で、そこでは学業での成績という、障害をもたない子供たちと同じものさしで測られ、肩身の狭い思いをして中退する子供も多いそうです。

 

一方この学校では子供たちは母国語のシンハラ語をはじめ、算数や、歴史、英語などの教科はもちろん、伝統の踊りや歌、ドアマットの作成や絵画、大工など様々な経験をし、成績はありませんが子供たちは多様なスキルを磨いています。

 

ここでは他の人と比べられることもなく、先生は子供たちにただ一人の存在として向き合っています。

子供たちの可能性を信じる学校のすごいところを改めて実感しました。と同時に今まで子供たちの未来を信じ切れていなかった自分を恥ずかしく思いました。




『一般にみられるとされる、自閉症の症状と子供たちの様子』

自閉症の症状について、子どもたちとどう接したらいいのかを知るため調べました。先生など上の人との関係を強く求め、友達同士の付き合いが苦手、自分の意思をうまく伝えられない、自己中心的、というような傾向があるとされているようでした。もちろん子供たちひとりひとりで違いますが、全体としてそのような傾向があるようには思えませんでした。学校のこどもたちは互いに助け合い、楽しそうにお話しています。そのため、上に挙げたような自己中心的、友達付き合いが苦手、自分の意志をうまく伝えられない、といったことをあまり感じませんでした。

学校では、音楽を使って子供たちの話す力をトレーニングしているといいます。それもあって子供たちは自分の気持ちを伝えることができるのだなと思いました。また、単に教科のことや、芸術などのことを学ぶだけではなく、学校でいろんな人達と過ごすことで学ぶことも多いのだなと実感しました。

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◎心の変化

今まで私は、インターンは自分のためのものとしか思っていませんでした。自分が成長するために参加するものだと思っていました。このインターンをグッドケースにするために、何をしようか、という思考に知らず知らずのうちになっていました。

 

ノーベル賞などの偉大な賞を取る人は、それを取ろうと思って頑張ったのではなく、何か違う目的のために頑張ったその結果として賞がついてきたのだと思います。自分の成長を中心に考えて行動していたことに気づき、とても自分を恥ずかしく思いました。それに気づいたときはすごく落ち込みました。

 

その時に、上に書いたような子供たちを信じる教育に深く感動したことを思い出し、やはり純粋にこの学校のために何かしたい、と思いました。失敗してもいいので、何かこの学校のためにできることは無いのか、探すことにしました。

 

今もまだ模索中で、現在絶賛もやもや中ですが、探しています 笑 続きは次回にお話いたします!

 

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大変長い文章ですみません。

最後までお読みくださった皆様、本当にありがとうございました。

今後とも暖かいご支援、よろしくお願いいたします!