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アイセック仙台委員会 *海外インターンシップBLOG*

《海外インターン参加者の生の声をお届け!》アイセックは第二次世界大戦後のヨーロッパで”平和で人々の可能性が最大限に発揮された社会”を目指して設立されました。現在そのネットワークは世界126の国と地域に広まり、仙台委員会はその支部の一つとして活動しています。社会課題を解決するリーダーシップ経験を、海外インターンシップによって若者に提供しています。

水回りから考えたこと –直接体験と知識の違い-

2016夏<フィリピン・バギオ>

 

みなさま、こんにちは

フィリピンはバギオでインターンをしている木山です。

 

今回は、フィリピンのお家事情とそれから考えたことについてお話したいと思います。

フィリピンのお家事情で、衝撃を受けたのがトイレとシャワーです。

知識として、水のシャワーが多いということは知っていましたが、ホームステイしたお宅は、シャワーヘッドから水が出てこず、蛇口から水を貯めてそれをヒーターで暖めてシャワーの水として使っていました。

 

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-水を貯め、ヒーターを使って暖めている様子-

 

また、トイレに関しては、日本のように自動で流れるものやレバーを押して流すタイプではなく、水を汲んでそれを流すタイプが多いです。

日本の快適な水回りに慣れていたので、正直これはかなり堪えました。

シャワーを浴びる時や、お手洗にいく時ほど、日本が恋しくなる時はありません。ただ、もちろんフィリピンに住む人にとってはそれが普通で、何も気にしていない顔をしてトイレを使ったり、シャワーを浴びたりしています。

また、上下水道のシステムも日本ほど整っておらず、写真のように生活用水は、水の供給車で各家まで運ばれてきます。

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-水供給車が家の前まで来ている様子-

 

 

 

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-水供給者からタンクに水が注がれている様子-

(消防車のホースを使って水をタンクまで持ってきます。)

 

 

ご覧頂いたように水回り一つとって見ても、フィリピンと日本の文化や生活は大きく違い、その違いに驚かされることは頻繁にありますが、日本とフィリピンの文化や生活に優劣をつけることはできません。どちらも良い面があり、どちらも欠点はあります。その違いや同じ部分を受け止めることが、人と人が認め合う状況を作るためには大切なのだと思います。

 

 

上記の水回りの一件もそうなのですが、知識として知ってはいても、自分の中で腹の底で理解することは難しいことです。これまで、相手のことを知るために相手の国の文化を本か何かを通して読んでいれば、どこかで理解した気になっていましたが、実際にその土地に赴いて、どのくらい何が違うのか・同じなのかということを肌で感じて理解することは全く違うのだと気付かされました。

 

考えてみれば、至極当たり前のことなのですが、私にとっては新しい発見でした。

 

もちろん、いくら単に「知る」ことと、実体験に基づいて「理解する」ことが違うからと言っても、日常生活において、関わる人全ての国や地域に赴いてその土地を経験するということは実際のところかなり難しいことです。しかし、知識だけでは十分ではなく、直接の体験が必要であるということを知っておくことでも理解を深める上で必要なことなのではないかな、と思います。

 

ただ個人的には、文化を知った(理解した)からと言って、その人を例えば「フィリピンの文化を持ったフィリピン人の一人」として見ることはナンセンスだと思います。というのも、それはせっかく知った相手の文化をステレオタイプ的に見ているに過ぎないからです。あくまで、相手の文化というものはその人を構成する要素の一つなのであって、文化という枠だけでその人自身を捉えようとするのは十分ではない、ということは間違えてはいけないのではないかなと思います。

 

今回のように単にシャワーの違いをとって見ても、それから考えられることはたくさんあり、日々の生活や自分の行動に疑問提示を行いながら過ごしています。インターンもいよいよ1ヶ月を切りましたが、これからも日々頭と体をフルに使って頑張っていきたいと思います!

 

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-ある晴れた日のバギオ-

(中心地からかなり離れたところなので、のどかな雰囲気が漂っています。)

 

 

バギオからお伝えしました!

次回の更新もお楽しみに!

 

 

木山