アイセック仙台委員会 *海外インターンシップBLOG*

《海外インターン参加者の生の声をお届け!》アイセックは第二次世界大戦後のヨーロッパで”平和で人々の可能性が最大限に発揮された社会”を目指して設立されました。現在そのネットワークは世界126の国と地域に広まり、仙台委員会はその支部の一つとして活動しています。社会課題を解決するリーダーシップ経験を、海外インターンシップによって若者に提供しています。

”食”から見たガーナ

ガーナからこんにちは、庄司です。

こちらは、基本30℃をこえていて、がっつり夏です。夜も暑い(*_*)
1年に2回も夏を経験するのかと思いつつ…


さてさて、農業系のインターンを始めて1週間がたちました。
もうインターンも残り2週間を切ってしまった、と思いつつ…


現在は、KNUST(Kwame Nkrumah University of Science and Technology)の敷地にあるビニールハウスや農場で活動しています!

大学に入ってから得た知識をフルに使っていますが、まだまだ足りないことを実感しています…(日本に帰ってからもっと勉強せねば…!)

 

f:id:AIESEC_SD:20170406145544p:plain

こんな感じで作業してますー

 

今回は
現在の活動、生活しているなかで見えてきたガーナの食の課題、そこから考えたインターンのゴールについて書こうと思います。

 

 


《現在の活動》

主に大学のビニールハウスで野菜を育てています。
活動自体は朝と夕方の2回です。

 

◎9:00-11:00 朝のお世話
トマトがメインできゅうりやイチゴも育てています。ただ水をあげるのではなくて、 水に N, P, K(それぞれ、窒素,リン,カリウム)の量を調整して、溶かしたものをあげています。

結構成長してて実がつき始めそうなものにはKを多めに、
これから伸びていくものにはNを多めに、
Pは常に一定ってかんじで。

授業で学んだはずですが、ちょっと忘れてました…

実践としてまた学べたのでもう忘れることはないでしょう!



◎15:30-17:00 夕方のお世話
基本的に朝と同じことをして、
プラス機械をつかって水をあげます。
ビニールハウスってこんなにすごいのかと実感。
いつも通り過ぎるだけなので、 もっと自分の大学のビニールハウスに注目しようと思いました。

毎日野菜のお世話をするって小学校の夏休みぐらいしかやってなかったなあ…

変化はほんのちょっとだけれども、成長してるって実感できるのですごいうれしいです!
それと同時に、改めて農家さんのすごさとか、大変さとかを感じました。

f:id:AIESEC_SD:20170406145532p:plain

ビニールハウスの中の様子 

 

《ガーナの食の課題》
はじめに、今回ここに書くのはクマシのような都市部での課題です。農村部では環境が違うため課題もまた別にありますがここでは割愛いたします。

私が考えるガーナの食の課題は
『野菜の摂取量が非常に少なく、栄養が偏っている』
ということです。

 

その背景はいくつかあります。

①野菜を育てる場所がない、そもそも野菜を育てるのに気候や土壌が適していない

→値段が高くなる
→野菜にお金をかけるほどの余裕はないため、購入に至らない

 

②野菜の保存環境や販売環境がよくない
→安全ではない
→食べない方がいい

 

③主食が豊富 (なんと15種類以上!)
→野菜よりも安い
→主食を買う方がいい

f:id:AIESEC_SD:20170406201010p:plain

↑現地の人に、主食を書き出してもらった。
もっとあるけど、思い出せなかったらしい…


少し詳しく書いていきます。
①農村部では95%の人々が自分の畑を持っていますが、都市部では5%ほどしか持っていません。しかも大きなものではなく裏庭で少し育てるという感じ。

だからこそ野菜は希少価値があって、値段が高騰すると思いました。あと、芋類よりも日持ちしないですし。

 

②野菜は基本マーケットで買うのですが、場所によらず販売環境はよくありません。
きれいとはいえない水で野菜を洗っているのを見て衝撃を受けました。私が目にしたところがひどいだけかもしれませんが、とてもショックでした。(お店の写真は許可がとれなかったのでありません…)
また、マーケットの野菜は安い分、大量に農薬を使用しているという現状もあります。

一方、KNUSTで育てた野菜は最低限の農薬で栽培しています。その野菜の販売もしているのですが値段はマーケットの倍以上です。それでも安全を求めて買いにくるお客さんは少なくありません。

野菜の種類も少ないんです。
トマトをメインに食べていて、
唐辛子、レタス、キャベツ、ピーマン、ニンジン、きゅうり、ねぎ、玉ねぎ、ココヤム
ぐらいしかありません…

日本だと根菜類や葉物も充実しているので、これを聞いたとき耳を疑ったほどです。
そんなに種類はないだろうと思っていましたが、ここまでとは…

 

③小麦、キャッサバ、ヤムイモ、プランテイン(見た目はバナナ)、トウモロコシ、米を組み合わせて主食を作っています。
生活している中で最もポピュラーだなと思ったものがBanku(バンクー)です。これは小麦とキャッサバを混ぜて作っています。

f:id:AIESEC_SD:20170406145521p:plain↑写真右側が小麦とキャッサバを混ぜて作られた、Banku

 

現地の人いわく、
「野菜とか食べるよりも、主食がたくさんあって、それを順々に食べる方が健康にいいのよ。日本は米がメインでしょ?だからあまりいいとは言えないわね。」
とのこと。

 

いや、そんなことはないだろうと思いました。

 

だって私たちは小学校のときに
食材を赤、緑、黄に分けて栄養を考えて、この3種類をバランスよく食べましょうって習ったから。

主食の種類が多くても、黄色の種類が多いだけで赤とか緑は全然摂取できていないんです。

f:id:AIESEC_SD:20170406145509p:plainレタス

 

******

このように色々な要因が重なって、
都市部の人々は野菜をあまり食べず、主食に偏った食生活を送っているのです。


インターンのゴール》
そこで、私はインターンのゴールを
『現地の人と一緒にバランスのとれた食事を作り、食べる』
ということにしました。

 

最初は私が作ってふるまおうと思っていたのですが、継続的に現地の人に食べてもらうことを考えたら、

一緒に作って、作り方を覚えてもらった方がいいと思い、このゴールになりました。

できるだけ多くの人を巻き込んで、このゴールを達成できたらと思います。


泣いても笑っても、あと2週間。
悔いのないように日々を過ごしていきます!

 

では!

 f:id:AIESEC_SD:20170406145605p:plainマーケットの雰囲気はこんな感じです!

 

 

f:id:AIESEC_SD:20170406145554p:plainマーケットを歩道橋の上からとってみた

 

 

 


2017.04.05
しょうじ ゆり